冷暖房服、NPO法人が開発…パソコン冷却装置を応用


くらし・科学ニュース
 身に着けるだけで体を冷やしたり温めたりできる「冷暖房服」を、
 NPO法人ウェアラブル環境情報ネット推進機構(理事長=板生清・
 東京大名誉教授)などが開発した。
  電池式で屋外を自由に動き回ることができる

 体温調節機能が衰えているお年寄りや、暑さ寒さに対する感覚が
 低下している難病患者らの熱中症防止などに役立ちそうだ。
 パソコンの冷却に使われている小型の電子部品をベストなどの裏面に
 取り付ける仕組み。
 電流の向きを変えるこ とで、部品表面の温度を10〜30度の範囲内で
 変えることができる。
 作動時間は3時間以上。
 体温の変化に応じて装置の温度を制御できるように改良する予定。
 2年以内の実用化を目指す。