母べえ

あらすじ: 世界情勢が緊張を帯びてきた昭和15年。ドイツ文学者の父・滋(坂東三津五郎)が、反戦を唱えたとして逮捕されてしまう。悲しみにくれる母・佳代(吉永小百合)と2人の娘(志田未来佐藤未来)だったが、父の教え子や親類、近所の人たちに支えられ、明るく力強く生きていこうとする。


母物映画と言うより戦争中、皆が味わった苦しみが描かれている。
大事な人たちを次々失っていくが、その悲しみがたんたんと描かれ
吉永小百合演じる母親、妻、娘、兄嫁、とさらっと役をこなしているのがさすが・・・
あの世でなく、この世で愛する先立たれた夫に会いたかったといって
息を引き取った母親の消えそうな声に二人の娘たちは悲しみ涙した。